医療情報基礎知識検定ってどんな検定?


わたしが在籍している“医療情報コース”は、医療事務の仕事の中でも、あまり知られていない分野の仕事を目指すコースかもしれません。
とても簡単にまとめて言えば、医療機関に集まるさまざまな医療情報を活用・提供する、という仕事に就くことを目指すコースです。

医療情報基礎知識検定試験とは、どのような試験?

そもそも医療情報が何かというと、「医療に関するあらゆる情報」と考えると良いでしょう。
具体的には、患者さんの基本的な情報である氏名、生年月日、住所、連絡先などの情報や、診療や健康に関するあらゆる情報(診察や治療の記録、看護の記録や検査結果など)が、それにあたります。
医療機関の中で、患者さんに対して発生する情報、すべてです。

こうした医療情報は、以前は紙のカルテなどで管理されていましたが、現代のほとんどの医療機関では「病院情報システム」や「電子カルテシステム」など、コンピュータを利用したさまざまな情報システムによって電子化され、管理されていますパソコン

個人情報保護やプライバシー保護といった、患者さんの情報を取り扱う業務に従事する者として、紙で医療情報を管理していた時代に比べ、より一層の特別な注意が必要になるのは言うまでもありません。

また、現代の病院は様々な部分で情報システム化が進んでいます。例えば、病院情報システム、電子カルテシステム、レセプト電算処理システムなどです。これらのシステムは個々に独立したものではなく、互いに情報を共有し、連動しています。ひとつの情報を医療機関内の複数部署などでリアルタイムで共有できることは、患者さんをはじめとする医療機関の利用者にとっても、それを利用する医療者側にも、多くのメリットをもたらします。ただし、やはりそうした多くのメリットの裏には、それを安全に保守・管理・運用するための専門的な知識やスキルを持つ、その道のエキスパートの働きが重要になってきます。

そのため、医療機関では上記の「医療情報」に関する知識と「情報システム」の知識をあわせ持つ人材が必要とされているのです手 (グー) ぴかぴか (新しい)

そうした医療情報や情報システムを扱う担当者として、共通して持っておくべき基礎知識を問うのが、「医療情報基礎知識検定試験」です。

そしてさらにこの検定試験の先には、上級の検定試験(詳しくは後ほどお伝えします)があります。

それが医療情報管理のエキスパートを認定する「医療情報技師能力検定試験」です。実務経験が必要ですが、実際に仕事をするようになってから、さらにその先の「上級医療情報技師能力検定」もあります。いずれはこれらの取得を大きな目標とするわたしにとって、「医療情報基礎知識検定」はその基礎的な部分について、早い段階で自分の到達度や習熟度をはかるとてもいい機会だと考えています。

実際、この試験の特徴は、合否の判定による資格認定ではなく、受検者自身が自分の知識レベルを客観的に評価するための機会の提供が目的であるとされています。単に資格認定だけを目的にするのではなく、自分がどこまでできているのかを自分で評価することで、大きな目標に向かって一歩ずつ確実に進めていけるのではないかと思っています。

医療情報基礎知識検定試験を受けるには、どんな勉強が必要?

医療機関における医療情報や情報システムを扱う担当者として求められる要素は

  • ITの基本的素養を身につけていること
  • 医療情報システムの特質を理解していること
  • 医療情報倫理を踏まえていること
  • ユーザとしてのセキュリティ対策を講じることができる知識を持っていること

とされています。

わたしは将来、病院全体の医療情報を管理する仕事がしたいと思っています病院 当然これら4つの要素を満たすことは必要です。
そのために今、たくさんのことを勉強しているのですが、医療情報基礎知識検定の勉強が、これら4つの要素の基礎部分を身につけていくのに、ちょうどいいのです。
具体的には、“検定で求められる知識範囲”として公表されている次の7つの領域と分類をみていくと分かりやすいと思います。

  • 医療制度と医療関連法規 : 医療関連法規 / 保健医療福祉制度と行政組織 / 保健医療副専門職の種類と責務 / 健康指標と予防医学 / 救急医療と災害時医療
  • 病院業務と病院の運営管理 : 病院における診療体制と業務 / 診療の過程 / 病院の運営と管理 / 安全で適正な医療
  • 医療情報の特性と医療の情報倫理 : 診療記録の種類と保管期間 / 医療情報の特性と利用 / 医の倫理 / 医療の情報倫理
  • コンピュータの基礎 : 情報の表現 / ハードウエアの種類と機能 / ソフトウエアの種類と機能 / ネットワークの利用 / データベースの利用 / 情報セキュリティの脅威と対策 / ユーザ管理
  • 情報システムの基盤技術 : 病院情報システム / 地域医療情報システムと保健福祉情報システム / 医療情報システムの管理
  • 医療情報システムの構成と機能 : 医療情報の標準化 / 情報の分析と評価
  • 医療情報の標準化と活用 : 一例として、国際疾病分類コードや専門用語についての出題

初めて見る言葉がたくさん並んでいるかもしれません。わたしも実際、「何を言っているの?」と、最初は本当に分かりませんでした。でもこれらの知識は、医療機関で、医療情報を扱う仕事をするためには、必要とされているのです。実際に多くのことを学んでいくと、「医療情報」の大切さが理解できるようになってきました。

医療情報基礎知識検定を受けると、どんなメリットがある?

医療情報基礎知識検定は、医療情報や情報システムを扱うものとして持っておくべき基礎知識を問う試験ですね。
この検定に合格するということは、持っておくべき基礎知識について、系統的に学んできた、ということになります。
この検定に合格できれば、基礎知識を身につけていることが証明されることになり、自分自身がどのくらいの到達点にあるのかを、客観的に判断することもできます。

さらに先の目標として、医療情報技師という資格もあります。
これは、医療情報を扱い、情報システムの構築にも業務を広げていく、そのために必要な知識や技能の習熟度をはかる資格試験です。
これは、医療情報を扱うだけでなく、さらに踏み込んだ業務を担当する、いわば医療情報システムの専門家です。

わたしの目指す仕事には、まず「医療情報基礎知識」は必須。
その先、さらにステップアップするための資格もあります。

今の自分、そして未来の目指すべき自分にどういう検定試験や資格試験が必要なのか、的確に指導していただけるのが、京都栄養医療専門学校の良いところなんです!先生方のサポートや学習環境が充実しているので、自分の強みがどんどん増えていきます。実は就職率も100%なんです!全員が自分に合った就職先を見つけている、ということですよね。

まだまだ覚えることはたくさんありますが、いつか自分の目指す仕事に就けるよう、今は頑張って勉強していきたいと思いますdouble exclamation