わたしが在籍している“医療情報コース”は、医療事務の仕事の中でも、あまり知られていない分野の仕事を目指すコースかもしれません。
とても簡単にまとめて言えば、医療機関に集まるさまざまな医療情報を活用・提供する、という仕事に就くことを目指すコースです。
そもそも医療情報が何かというと、「医療に関するあらゆる情報」と考えると良いでしょう。
具体的には、患者さんの基本的な情報である氏名、生年月日、住所、連絡先などの情報や、診療や健康に関するあらゆる情報(診察や治療の記録、看護の記録や検査結果など)が、それにあたります。 医療機関の中で、患者さんに対して発生する情報、すべてです。
こうした医療情報は、以前は紙のカルテなどで管理されていましたが、現代のほとんどの医療機関では「病院情報システム」や「電子カルテシステム」など、コンピュータを利用したさまざまな情報システムによって電子化され、管理されています。
また、現代の病院は様々な部分で情報システム化が進んでいます。
そのため、医療機関では上記の「医療情報」に関する知識と「情報システム」の知識をあわせ持つ人材が必要とされているのです。
そうした医療情報や情報システムを扱う担当者として、共通して持っておくべき基礎知識を問うのが、「医療情報基礎知識検定」です。
医療機関における医療情報や情報システムを扱う担当者として求められる要素は
とされています。 わたしは将来、病院全体の医療情報を管理する仕事がしたいと思っています。
当然これら4つの要素を満たすことは必要です。
そのために今、たくさんのことを勉強しているのですが、医療情報基礎知識検定の勉強が、これら4つの要素の基礎部分を身につけていくのに、ちょうどいいのです。
具体的には、“検定で求められる知識範囲”として公表されている次の7つの領域と分類をみていくと分かりやすいと思います。
初めて見る言葉がたくさん並んでいるかもしれません。
わたしも実際、「何を言っているの?」と、最初は本当に分かりませんでした。
でもこれらの知識は、医療機関で、医療情報を扱う仕事をするためには、必要とされているのです。
実際に多くのことを学んでいくと、「医療情報」の大切さが理解できるようになってきました。
医療情報基礎知識検定は、医療情報や情報システムを扱うものとして持っておくべき基礎知識を問う試験ですね。
この検定に合格するということは、持っておくべき基礎知識について、系統的に学んできた、ということになります。
この検定に合格できれば、基礎知識を身につけていることが証明されることになり、自分自身がどのくらいの到達点にあるのかを、客観的に判断することもできます。
さらに先の目標として、医療情報技師という資格もあります。
>>医療情報技師能力検定とは
これは、医療情報を扱い、情報システムの構築にも業務を広げていく、そのために必要な知識や技能の習熟度をはかる資格試験です。
これは、医療情報を扱うだけでなく、さらに踏み込んだ業務を担当する、いわば医療情報システムの専門家です。
わたしの目指す仕事には、まず「医療情報基礎知識」は必須。 その先、さらにステップアップするための資格もあります。
まだまだ覚えることはたくさんありますが、いつか自分の目指す仕事に就けるよう、今は頑張って勉強していきたいと思います
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【学校法人大和学園 京都栄養医療専門学校】
以下の学科をもつ、京都・嵐山にある専門学校。
●管理栄養士科[4年制]
●栄養士科[2年制]
●管理栄養士科3年次編入学
●医療事務・医療秘書科[2年制]
●診療情報管理士科[3年制]