【授業紹介】漂白剤とお米の鮮度について学ぼう!
2022年08月22日
みなさんこんにちは
京都栄養医療専門学校です




本日は、管理栄養士科2年生の「食品衛生学実験」の様子をご紹介します

この授業では、食品に含まれる「漂白剤」とお米の鮮度について詳しく調べていきます



※漂白剤とは、加工食品の原料に含まれる好ましくない色素を分解あるいは変化させて嗜好性を向上させる目的で使用されます。
そのほか、抗菌作用や抗酸化作用もあります

①食品に含まれる漂白剤を調べよう

この実験では、2種類のワインと三角フラスコ、でんぷん紙を使って、食品に「漂白剤」が入っているのかどうかを確かめていきます。
ワインに漂白剤が含まれている場合は、でんぷん紙が青紫色に反応します。
どちらのワインに漂白剤が含まれているか分かるかな・・・!



2つの三角フラスコをしばらく観察していると・・・1つだけ「でんぷん紙」が青紫色に変化しました


この実験から、「でんぷん紙」が青紫色に変化したワインには食品添加物(漂白剤)が含まれていていることが分かりました



②お米の鮮度を試験しよう

この実験では、玄米と白米の鮮度を調べていきます。
用意された玄米と白米は、それぞれ収穫した時期が異なるもの。
実験を通して、新しいお米と古いお米の違いを調べていきましょう。
まずは、玄米から

2種類の玄米に試薬に浸けて水で洗い流すと、玄米が赤茶色に変化します。
この赤茶色は酵素が活発であることを証明していて、鮮度の高い玄米だということが分かるのだそう

それでは、実験してみましょう


シャーレにガーゼをかぶせて、お米がこぼれ落ちないように水で洗います

片方の玄米は、色があまり変わりませんでしたが、もう1つは赤茶色に発色しました!
赤茶色に変化した玄米の方が、変化しなかった玄米より酵素が多く含まれており、鮮度が高いことが分かりました。

次に精白米

精白米を50粒ずつ試験管にとり、試薬を混ぜてお米全体が浸るようにします。
しばらく時間をおいて、色の変化を見てみましょう。
すると、試験管が赤色、緑色と変化していきました

赤色は、酸性が強く反応していることを示しており、緑色は酸性が少ないことを示しています。
酸性が強く反応しているということは、「お米の酸化がすすんでいる」ということなので、赤色のお米は古いお米、緑色のお米は新米であることが分かりました





いかがでしたか

この他にも油脂の鮮度に関する実験など、実験内容はさまざま

京都栄養では、「食品衛生学実験」という授業を通して、
着色料や食品添加物など多くの内容を学んでいきます



栄養士科・管理栄養士科を詳しく知りたい方は、
ぜひオープンキャンパスにも来てくださいね



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