「寒天・ゼラチンの性質」実験の様子をご紹介♪
2018年02月12日
寒天とゼラチンの違いって?果物を使った実験をご紹介♪
みなさんこんにちは。栄養士科助手の谷村です。
先日「 寒天・ゼラチンの性質」の実験を行いました。
まず、寒天とゼラチンの違いは何か知っていますか??
それは・・・主成分が違うんです
寒天・・・糖質(テングサやオゴノリが原料)
↓テングサは赤紫色をした海藻だよ
ゼラチン・・・たんぱく質(動物の骨や皮に含まれるコラーゲンが原料)
このような違いをしっかりと理解したうえで、実験、結果を考察していきました
「寒天・ゼラチンゲルの果実添加の影響について」実験スタート
果物がいっぱい入ったゼリーはすごくおいしいですよね
しかし、ゼラチンの中にある果物を入れると固まらないことがあるんです・・・
何の果物か分かりますか
その果物とは…「生のパイナップル」、「生のキウイフルーツ」等
その果物には、たんぱく質を分解する酵素が含まれているため、主成分がたんぱく質であるゼラチンに入れるとたんぱく質が分解されてしまい、固まらなくなります
しかし!…一度加熱したり、缶詰の物を使用すると酵素自身が分解されてしまうため、固めることが出来ますよ
結果はこちら
もちろん、主成分がたんぱく質でない寒天(糖質が主成分)では、生のパイナップルでも缶詰のパイナップルでも固めることが出来ます
日常生活でも役立ちそうな知識ですね
このように学生たちで考えて実験を行い、出た結果を班で協力しながら考察することは一見すごく大変で難しく感じますが、「分かると、おもしろい!楽しい!」という学生の声も
実験で学んだことを、調理をする際に活かせることも多くありますよね
ぜひ、興味を持った方はオープンキャンパスにお越しくださいね
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