慢性腎臓病(CKD) の食事について学ぼう!
2022年09月28日
みなさん、こんにちは!京都栄養医療専門学校です
今回は栄養士科病院福祉栄養コースの実践授業をご紹介していきましょう
京都栄養医療専門学校では、「産学連携授業」の一環として、様々な企業や団体にお越しいただき、実践的な学びの授業を展開しています。
今回は「キッセイ薬品工業株式会社」さまにお越しいただき、授業を行いました
キッセイ薬品工業株式会社さまは、医療用医薬品の研究や開発、製造、販売を行われている会社で、腎疾患者用食品や介護・高齢者向け食品など多くの商品を手掛けておられます。
今回は、「慢性腎臓病患者(CKD)の食事療法」について、分かりやすく教えていただきました
▶腎臓の仕組みや慢性腎臓病について学ぼう♪
腎臓は尿を作り、老廃物の排出と水分・電解質、血圧を調整する臓器。
実は1日に150リットルの原尿が生成され、原尿の約1%程度(1.5~1.8リットル)まで濃縮され体外へ排出されます。
慢性腎臓病は治すことが難しい病気。
だからこそ、食事療法で腎臓の負担をかけずに健康的な食事づくりが重要なんですね
《腎臓病の食事で注意するポイント》
・良質なたんぱく質の割合を増やす
・適正なエネルギーが必要
・塩分(食塩)を控えて適塩生活を送る
▶実際に慢性腎臓病の食事を作ってみよう♪
キッセイ薬品工業株式会社さまの「低たんぱくごはん」を使って、たんぱく質を控えながら、十分なエネルギーが補える食事づくりを学んでいきます
おかずやご飯はしっかり食べつつ、たんぱく質を控えるために「低たんぱくごはん」が活躍します
▶本日の献立
パックのごはんを3種類の料理に活用し食欲を高めます
・茶巾寿司
薄焼き卵を焼いて作ります
・えだ豆おにぎり
おにぎりをにぎります
・玉ねぎとブロッコリーのマリネ
酢を活用し塩分控えめに
・彩り焼売
キャベツ・にんじんで焼売の皮を作ります
・低たんぱくみたらし団子
砂糖を加えてエネルギーアップ
・低たんぱくにゅう麺
食塩を含まないそうめんを利用
その他にも腎臓の負担を減らす適塩についても学ぶことができ、腎臓病や食事療法の技術と知識をしっかり理解することができました
いかがでしたか
京都栄養では学外の講師を招き、積極的に実習を行うことで、「知識力」と「技術力」を身につけることができます。
管理栄養士・栄養士に興味のある方はぜひ、オープンキャンパスにお越しください

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