【管理栄養士科】臨床栄養学実習Ⅱ~治療食について学ぼう!~
◎臨床栄養学実習Ⅱ
【1】臨床栄養学実習Ⅱでは何が学べる?
この授業で学べることは大きく2つあります
①病院に入院している患者さんの病気に合わせた献立の作成から調理までを含む食事療法を学ぶ
②患者さんのベッドサイドや病棟で行う栄養のケアの方法や技術を学ぶ
【2】臨床栄養学実習Ⅱの授業の一部をのぞいてみよう
今回は「常食から軟菜食へ展開してみよう」をテーマに実習をしました
「常食」は特別な栄養の制限が不要な入院患者さんに提供する食事で、
妊産婦さんや骨折した方などがこの食事を食べます
「軟菜食」は流動食から回復途上にある方、軽度の消化器疾患(下痢など)のある方、
高齢者や離乳期の乳幼児、口腔・食道障害者が食べる食事のことです
今回は「常食」の献立を「軟菜食」の献立へ変える方法を学び、それらの調理をしました
「常食」の主食は「ごはん」ですが、「軟菜食」の主食は「全粥」、「7分粥」、「おもゆ」などの
バリエーションがあり、副菜も主食のバリエーションに合わせて変えていきます
学生たちは「全粥」と「7分粥」、「おもゆ」の違いなども実習を通して修得
軟菜食を食べる入院患者さんに安心・安全&美味しく食事してもらえるよう、みんな調理に全集中
コロナウイルスの感染を予防するために、1テーブルに2人~3人の少人数にして
密にならないように座学、調理、盛り付け、片付けまで実習をしました
【3】今回の実習の1コマを写真に収めたので、のぞいてみましょう
《軟菜食》
・全粥
・ブロッコリーサラダ(ブロッコリー、かに水煮缶詰、ノンオイルドレッシング)
《常食》
・ご飯
・パプリカサラダ(ブロッコリー、パプリカ赤・黄、レタス、食塩、こしょう、酢、オリーブ油)
実際に調理をした感想を学生に聞いてみると、
「全粥の調理は難しくないけど全粥に他の調理が加わると難しいのではないか」や
「全粥にするタイミングや判断が少し難しかった」など、調理後もしっかり振り返っていました
知識だけでなく、日々の実践を通して高度な技術を修得しているんですね
もっと詳しく知りたい方は、オープンキャンパスにもぜひ遊びにきてくさだいね