2020.11.09
【授業紹介】栄養教育論実習~わかりやすく対象者に伝えるには?~
栄養教育論実習の授業に潜入!
京都栄養では、栄養の現場で欠かせない”働く力”を身につける授業がたくさんあります

今回は、「栄養指導力」について
管理栄養士科2年生の『栄養教育論実習』を通してお話したいと思います!

管理栄養士は、対象者に、正しい知識を与えたり、「気づき」を与えたりすることで、
より良い生活習慣に改善できるようにサポートします

『栄養教育論実習』では、集団を対象者に、
年代別や疾患別にあわせた指導力や講義などの企画力を身につけます。
今回の授業では、健康な人を対象とした年代別(ライフステージ・ライフスタイル別)
の集団栄養教育を考え、グループで発表しました。
幼児、妊婦、成人男性を対象にした発表を反省点と共にご紹介

<幼児(保育園の5歳児)を対象にしたチーム>

箱の中に野菜を中に入れた野菜ボックスを作り、
箱の中身を当ててもらうゲームをしました!

子どもたちにわかりやすいように絵のイラストも用意!
聞いている幼児役のみんなも挙手制で盛り上げます!
箱の中身は本物の野菜が!

対象者はあくまでも幼児なので、
野菜の名前を覚える、知ってもらうことが大切です◎
最後には、家庭で食べてもらえるようにと
保護者向けにつくったレシピのプリントを配りました。
【反省点】
・自己紹介が短めで、敬語で話していたので
こどもたちが緊張しないような雰囲気づくりをして説明に入った方がいい。
・野菜当てゲームでは、野菜を触るだけでなく、
感想を共有してみんなで一緒に考えさせた方がいい。
などが挙げられていました。
<妊婦を対象にしたチーム>
妊婦の方が積極的に摂った方がよい栄養素について
フードモデルやパネルのイラストを使いながら説明!
また、一方的に話すのではなく、グループワークなどをして
妊婦役のみんなを巻き込みながら説明しました




【反省点】
・すぐにグループワークに入ったので、アイスブレイクをして場を和ませる。
・栄養素の1日の目安量を示した方がいい。
すでにたくさん摂っている人がさらに積極的に摂ってしまうと
過剰摂取になってしまう場合もあるのではないか。
などが挙げられていました。
<成人期 男性(30~40代)が多い対象に設定したチーム>
野菜摂取量が少ない男性が多い理由や野菜摂取の量など、
データと共に説明し、最後に簡単につくれるレシピを紹介しました。

【反省点】
・出したクイズがむずかしかった。
興味を持って講座を受けにきた人ばかりではないと思うので、
興味をもってもらうためにクイズを簡単なものにする。
・レシピの紹介があったが、作れない人のために
コンビニで買えるものの選び方などを教えるなど、実践しやすいことも加えるとよい。
などが挙げられていました。
対象者別に発表の仕方を変えて興味をもってもらう工夫をすることが
大事だと学べましたね!
相手を思いやる気持ちをもって、栄養の大切さを正しく広められる人になろう

京都栄養医療専門学校では、「病院・福祉」「スポーツ」など
コース別の授業もあるから、栄養分野をより詳しく学ぶことができます!
気になる方は、ぜひチェックしてみてね


