診療報酬請求事務能力認定試験、認定されるには?


医療事務の仕事をするために“必須の資格や試験”が無いという話は、このブログでもたくさん出てきていますよね。
では“この認定試験に合格すれば職場での信頼度が高い”という、「診療報酬請求事務能力認定試験」についてはご存知ですか?

診療報酬請求事務能力認定試験ってどんな試験なの?

医療事務に関連する資格試験や認定試験は、非常にたくさんの種類があり、医療秘書も含めるとさらに多くの試験が存在しています。
そのたくさんの医療事務関連の試験の中でも“最高峰”、“最難関”と言われることもあるのが「診療報酬請求事務能力認定試験」なのです。

「診療報酬請求事務能力認定試験」を運営している公益財団法人日本医療保険事務協会によると、この認定試験は“診療報酬請求事務に従事する人の資質の向上を図る”とされています。
つまりこの試験に合格することは、あなたのスキルは既に、医療事務を仕事にしている人のレベルになっている、と捉えることができます。
試験の内容が、より実際の現場に近い、実践的な出題になっていることから、“最高峰”“最難関”とされているというわけです。
この認定を受けているということは、「一定の実務レベルの知識とスキルを持っている証明になる」ということです。

さて試験の実施概要ですが、毎年7月と12月の年に2回実施されています。
5者択一式マークシート回答の学科試験と、診療報酬請求事務(レセプト作成)の実技試験があり、試験時間は学科と実技合わせて3時間となっています。それぞれが合格基準に達していれば晴れて合格=認定となります。
過去の合格率は30%程度となっていますので、この数字からも決して簡単な試験でないことがわかりますよね。

診療報酬請求事務能力認定試験を受けるために必要なのは?

診療報酬請求事務能力認定試験が難関であることはお分かりいただけたかと思います。
当然、認定を受けるためにはそれなりの準備=勉強が必要になります。実務レベルの高度な内容の試験になるので、付け焼き刃では厳しいと想像できますよね。

学科試験では、広い試験範囲、難易度が高い、問題数が多いなど、一問にかけられる時間はかなり短いものになります。
試験には「診療報酬点数表」やそのほかの資料を持ち込むことができますが、出題のたび調べている時間は無く、知識をしっかり自分のモノにしている状態で問題に取り組み、確認レベルで資料を確認するという形になるのではないでしょうか。

この試験の実技試験の複雑さ・難易度の高さはよく知られています。
診療録(=カルテ)から手書きでレセプトを作成する実技では、外来と入院それぞれ1問ずつの出題になっています。
一から手書きすることになるので、それだけで時間もかかりますし、レセプトそのものの体裁や点数・点数表に対する理解、医学的知識や関連法規、保険制度などの知識とそれをアウトプットするスキルをフル活用する試験になります。

まずは基礎からしっかりと段階的に学んでいき、基礎的な知識とスキルを身につけている状態になっていることが前提となります。
その上で、この試験の対策として、より高度な知識やスキルを必要とする問題に取り組んでいくことが必要になるのではないでしょうか。

 

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