【授業】臨床栄養学実習~腎臓病食を学ぼう!~
2020年12月14日
特殊食品を活用!腎臓病の食事を学ぼう!
栄養士科1年生『臨床栄養学実習』の授業に密着取材
今日は腎臓病の方のメニューを作成!
腎臓病の方の食事で気をつけたいことポイントは大きく2つ
・塩分・カリウム・リン・水分を控える
・たんぱく質の摂取を抑えつつエネルギーは十分確保する
今日は低たんぱくの特殊食品を活用しながらの実習
~特殊食品をご紹介~
・通常の食パンと比べて、たんぱく質を1/25にカットした米粉でできた「低たんぱく食パン」
もちもちというよりサクサクした食感で甘い
・たんぱく質を1/25にカットしたごはん
コンロで加熱したものより、レンジで加熱した方がはもちもちしたよ
・でんぷんで作られた即席のおもち水でもどして簡単にできる
・低たんぱくそば
ゆがくとでんぷんがたくさん出て、ドロッとしています
水洗いをしっかりするとドロドロ感はなくなりツルツルしてる
風味はこんにゃくっぽい、噛んでいくと味はしっかりして歯応えは硬め
・エネルギー補給できる1個50kcalのクッキーとゼリー
【実習の様子】
役割を決めてテキパキと実習していたよ
食べたことのないような食品を使っての調理は新しい発見がありワクワクしますね
切り方や調理方法など、わからないことがあればすぐに質問できる
先生が1つ1つ丁寧にサポートしてくれるよ
完成したらお楽しみの試食タイム
<メニュー>
●慢性腎不全保存期の方
昼食:野菜ソテー、春巻き、マッシュポテト、パプリカサラダ、フルーツゼリー寄せ、低たんぱくご飯
夕食:ぶりの照り焼き、紅白なます、揚げ出しなす、いんげんのからし和え、エネルギー調整ゼリー
●透析食
ざるそば、天ぷら、白菜としめじのおろし和え、速水もち(黒蜜つき)
【学生インタビュー】
実習後に、学生たちに感想を聞いたよ
・天ぷらが油を吸いすぎないように、上げ時間を工夫した
・春巻きが衣カリカリで、しっかり味がして上手にできた
・実習授業の魅力は「チームワーク」が身につくところ
調理は1人でやるよりみんなで一緒にやるとさらに楽しい
後期授業が始まって約3か月!とっても「調理の力」が向上していましたね
冬休みまであと少し!最後まで授業を頑張って受けよう
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