【授業紹介】食品衛生学実験~発色剤のヒミツに迫る~
2022年06月28日
クラスメイトと楽しく実験!
管理栄養士科2年生の「食品衛生学実験」の授業に密着取材★
●食品衛生学実験って

食品を扱う上で重要な「食品衛生」について
楽しく実験をしながら理解を深める授業♪

実際の現場で使用されている機器やキットを用いて実験を行うから、
将来働くときに必要になる「衛生管理のポイント」をしっかりと学ぶことができます

動画をチェック✔
今日の内容は「発色剤の定量実験」

○発色剤とは・・・
発色剤自体は色がなく、肉類の色を鮮やかに見せるために添加される食品添加物

発色剤は着色料と違って、そのものには色がないけど、
入れることで、ハム・ソーセージの成分と反応して色が出るよ


発色剤を多量に摂取すると、身体によくないので、
今回は魚肉/畜肉ハム・ソーセージに含まれる発色剤の量が適正かどうかを調べてみました

まずは先生から実験の目的・内容の説明があり、そのあと手順の確認をしました


●手順
Ⅰ.サンプル(試料溶液)・プランクの調整
Ⅱ.発色反応
Ⅲ.吸光度測定
Ⅳ.濃度計算
Ⅰ.サンプル(試料溶液)・プランクの調整
魚肉と畜肉にわけてすりつぶします
分量は2.5g


正確に量っていこう

そのあとは、実験に必要な試薬を正確に測って、先ほどの魚肉や畜肉に混ぜていきます

しっかりと振って混ぜていきましょう

80℃のウォーターバスで20分間つけてから流水で冷却

その後、試薬を入れて室温で10分放置

ろ過してメスフラスコに入れて、量を調整します


Ⅱ.発色反応
試験管に試薬を入れて反応を見ます

すべての分量を合わせます


Ⅲ.吸光度測定
濃度を計算するために、吸光度(吸収される光の量)を測定します


Ⅳ.濃度計算
結果をもとに電卓で計算

この結果を踏まえて「品質管理の本質」に迫っていきましょう


この実験で学んだ理論は、管理栄養士国家試験の出題範囲の1つ

実験をしながら理論を学べるから、頭と身体でしっかり覚えられますね

第36回管理栄養士国家試験合格率100%!の京都栄養医療専門学校で一緒に学ぼう

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